JUVENILE
PHONONのエンジニアであり、日本を代表するマスタリングエンジニアでもある熊野さんにここ5年くらいの自身名義の作品のマスタリングをお願いしています。
スタジオでチェックする際のヘッドフォンとしてSMB-01Lを使わせてもらったのが最初で、以来ずっと気になっていましたが2022年に入ってから導入させていただきました。「スタジオラージモニターサウンドをヘッドフォンで実現する」という発想自体が、職人でありながら”アーティスト”である熊野さんらしいと思いました。
友人に試しに使わせてみても皆一様に「笑うしかない」といった状態で、とにかく次元が違います。
僕はプレートを開放型に変えて使っていますが「耳の中でしか鳴っていないのにも関わらずヘッドフォンを外して(外のスピーカーからも同時に音が出ているのではと)確認してしまう」といった奇妙な錯覚もありました。
音楽制作にはもちろんリスニングでも言葉で説明できない多幸感を与えてくれる、大変気合の入ったギアです。