遠藤 淳也

Plick Pluck INC. 取締役/Recording Engineer

PHONON代表の熊野さんのスタジオでマスタリングをお願いした際、ご好意でPHDのプロトタイプとSMB-02をお借り出来たので早速自社のスタジオにていくつか進行中だったプロジェクトで試してみたのですが、一度体感するともう2度と前の状態には戻れなくなり結局そのまま入手ということになりました。 共にレンジが拡大するのが特徴ですが、PHDは今主流とも言えるアクティブのニアフィールドモニターに取り付ければ、ラージモニターのようなビッグなサウンドを得られます。我々のスタジオではYAMAHA 10Mに取り付け、今となっては足りなく感じるハイエンド、ローエンドを少しばかり補うという使い方をしています。 MIX時にはMUSIK RL904も同時に使用するので両者の差を少しだけ埋めてあげる方向です。またPHDはワンタッチで取り外しが出来るのも良い点で、往年の10Mサウンドにすぐ戻せるのでベテランのエンジニアの方々にもおすすめです。 SMB-02の解像度も本当に素晴らしく、特にローエンドの解像度は目を見張るものがあります。ラージモニターを使えないような環境において(自宅や小規模のスタジオで作業される場合等)低域の作り込みや空間処理等に非常に有効だと思います。私の場合、MIXはもちろんですが録音時にPLAYERに使わせています。CUE BOXのサウンドも補えますし、解像度が高く、低域もたっぷり出る為、モニターボリュームもそれほど上げなくても良いみたいなので、長時間の使用でも疲れにくいのではと考えています。